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貸切バス どんな運転者が準初任運転者に該当するのか?必要な教育も含めて解説

準初任運転者という言葉を耳にしたことはあるが、詳しくは知らないといったお声が多いので、今回はこの準初任運転者について解説していきたいと思います。

準初任運転者とは?

初任運転者以外の者であって、直近1年間に当該一般貸切旅客自動車運送事業者において運転の経験(実技の指導を受けた経験を含む。)のある貸切バスより大型の車種区分の貸切バスに乗務しようとする運転者

結局どういうこと?
選任されている貸切バス会社で、現在乗務している貸切バスより大型の車種区分の貸切バスに乗務しようとする時、乗務しようとする貸切バスと同一又はそれより大型の車種区分の貸切バスについて、直近1年間で20時間以上乗務した経験がない運転者のことを言います。

<例>
Aさんは、初任運転者教育後に選任されてから、主に送迎の仕事で小型バスのみの乗務を2年間しています。
最近になって観光の仕事が増えたことにより、大型バスに乗務することになりました。
この場合、直近1年間では、小型バスのみに乗務しており、大型バスの運転経験が20時間以上ないため、準初任運転者に該当します。

準初任運転者への教育について

初任運転者への教育内容の内、少なくとも危険の予測及び回避(制動装置の急な操作に関する内容に限る。)、ドライブレコーダーの記録を利用した運転特性の把握と是正、安全運転の実技(乗務しようとする貸切バスと同一又はそれより大型の車種区分の貸切バスであること)を実施する必要があります。
実施時間は、安全運転の実技20時間以上、その他については当該一般貸切旅客自動車運送事業者において同様の内容を初任運転者に対して実施する時間と同程度以上の時間となります。

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