2023年12月3日に東北地方で新しい高速バスの停留所が新設されました。場所は、山形県山形市内の国道13号沿いにある「道の駅やまがた蔵王」です。東北地方は、コロナ禍で高速乗合バスの需要が特に停滞していた地域でしたので、このように市が主体となり、交流人口の拡大や地場産業振興を図るため新しい停留所を新設していただくことは高速乗合バスの今後の需要回復に繋がると思います。
道の駅やまがた蔵王の停留所
ところで高速バスの乗降場所となる停留所ですが、設置にあたり必要な要件があるので簡単に説明していきます。
停留所の要件
①事業用自動車の運行上問題のないものであること。
②申請者が、原則として3年以上の使用権原を有するものであること。
③道路法、道路交通法等関係法令に抵触しないものであること。
特に②については、私有地に停留所を設置するのであれば、土地所有者の承諾書、公道であれば道路占用許可などが該当します。地域によって違いますが、設置にあたり警察の道路使用許可も必要になります。バスターミナルや今回のような施設内停留所を使用するのであれば、基本的には管理者からの契約書や承諾書のみで大丈夫です。
停留所の新設やそれに伴う路線の延長等には、様々な申請が必要です。もし、高速乗合バスでのお悩み事がございましたら、弊所へご相談ください。 |